農業ビジネスを始める

a0002_002554農業で生きていく!農業での起業の方法と事業展開

近頃農業はTPPへの参加や農業者の高齢化などによって衰退しているように思えます。しかし、本当にそうでしょうか?今新たなビジネスモデルとしての農業、理想の暮らしを手に入れる手段のとしての仕事という考え方が広がってきています。

農業ビジネスの概況と展望

日本の農業は狭い土地でいかに効率的に高品質な商品を作るかにおいて、その技術は世界トップクラスでしょう。しかし、その反対に農業者人口は年々減りつづけています。そこで政府や各地方自治体は新規就農者への手厚い保護を行っています。これは、新しく農業を始めてる人に対して補助金を出したり土地を探すのを手伝ってくれたり大変心強い味方となります。今、都会でのサラリーマンをやめて田舎に移り住んで農業を始めるという方が増えています。理由としてあげられるのは子供が生まれたのをきっかけに空気が綺麗な所で住みたい、家族の時間を増やしたいなど理由は様々です。今後の農業はより経営的な要素が大きくなっていくことが予想されます。また、様々な視点から農業が再認識されていくことが予想されます。昔ながらの農家さんは良い商品を作る事に関してはこの上ないほどに素晴らしい技術をお持ちです、そこに違う業種だった、例えば商品の経営戦略の仕事をしていた人などが組合わさる事により日本の農業はもっと発展していくと思われます。

何を生産の対象にするのか?

これは非常に大きな問題です。一口に農業を始めるといっても稲作?野菜?果実?はたまた畜産?ましてや、屋内なのか露地なのか、選択肢がたくさんあります。新規就農者にとってなにを作ってどやって作るのか考え物です。古くからの農家の方は広大な土地と安定した顧客を持っています。新規就農者はこのあいだを縫って経営をしていくのです。こういわれると案外難しそうなことに感じると思いますが、実際はちょっとした工夫で解決することができます。まず、商品に付加価値を付けることです他の農家とは違う栽培方法を試してみたりとか、珍しい品種を育ててみたりとか色々とあります。また、新規就農者は最初から広い土地を持つことは厳しいと思われます。狭い土地でいかに効率よく作物を育てるのかが、肝となってきます。例えば、一つ一つの単価がたかい作物を選んだり、経験も少ないので比較的簡単に作れるあまり手間のかからない作物を育てるのがベターなのではないでしょうか?

事業収益と損益分岐点について

新規就農するにあたって一番不安な面は資金面ではないでしょうか。まず、必要な機材や道具、土地を揃えるために初期投資が必要となります。これがいままで新規就農の大きな壁となっていましたが、今は各地方自治体で積極的に募集をおこなっていたり支援してくれたりするところが増えています。また政府は新しく農業に携わる若い人材を育成しようと補助金をだしたりしています。これを積極的に活用すれば資金面はさほど心配はいらないでしょう。また、収益をあげて実際に生計を立てて行かなくてはなりません。これは、経営の視点が必要となってきます。作物を作る前に何をどのくらいどこでどうのようにして売るかを決めてからするべきでしょう。ただ闇雲に作っているだけでは外国からの安い商品などに負けてしまいます。また、経営をおこなうにあたって新規農就者に一番大切なものは安定した顧客です。どうやって昔からある農家さんに打ち勝つか、付加価値をどうやって付けるのか。どうゆう経路で販売するかなど色々と工夫すれば十分に活路は開けると思います。