農業雑記

第一次産業の中には、農業の他に林業、漁業もあります。ここでは、農業とその他第一次産業の違いについての説明や、農協のお仕事、農業求人サイトについてなど雑記を集めております。

農業と林業の違いについて

農業と林業の違いについて

違いはどこにあるのか?農業と林業の共通点と相違点 自然を職場とした仕事としては、農業や林業があります。これらの仕事は、それぞれに似ている部分や、あるいは大きく異なる部分を持ちます。農業と林業について、各共通点と相違点の具体的な内容に関して説明します。 農業と林業の共通点とは 日本では、豊かな自然を活かして農業や林業が行われてきました。これらの分野は、自然の中で行う仕事としての共通点を持ちます。そのため、季節や天候など、自然の移り変わりに大きく影響を受けます。自然から多くの恩恵を受けていると共に、一方で災害による被害を受けやすいのも、両者で共通する部分です。もし大きな災害が発生した場合、携わっている事業に損害が生じるケースも珍しくありません。自然の成り行きに大きく依存するのが、農業や林業の仕事です。また農業や林業は、後継者不足の悩みを抱えている点が、共通する部分です。これらの仕事は重労働が伴い、かならずしも楽な作業ではありません。そのため若い人たちは、都市部のオフィスなどでの仕事を求めがちです。現状として農業や林業の分野では、働く人たちの高齢化が進んでいます。これからこうした分野が存続す

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農業と漁業の違いについて

農業と漁業の違いについて

同じ一次産業だけどどこが違う?農業と漁業を比較してみました 農業と漁業は、共に第一次産業に分類される分野です。しかしながら、この二つには第一次産業として共通する部分だけでなく、大きく異なる部分も持ちます。農業と漁業を比較した場合の各種ポイントに関して、ご説明します。 農業と漁業の似ている点について 日本は、山林と海に恵まれた自然環境を持ちます。陸地では、山林を開拓し平野を活用して、農業が盛んに行われています。また周囲の海からは、漁業により豊富な海産資源の漁獲が行われています。これら農業や漁業は、共に自然から恩恵を受ける点に共通点があります。自然環境に依存し、その力を利用して生産物を得ています。そのためこの分野の産業は、自然の成り行きに任せるほかない側面も持ち合わせています。環境が悪化すると収穫量が減少し、経営の悪化を招きかねません。そのため農業や漁業に従事する人たちは、環境保護に積極的です。個人や団体から環境を保護する取り組みが行われ、その成果として収穫や漁獲の量が回復した例も各地に多いです。また農業や漁業は、食糧供給の重要な役割を担う点で共通する部分があります。多くの人が農作物や海産

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農協って何をしているところ?具体的な仕事ってどんなこと?

農協って何をしているところ?具体的な仕事ってどんなこと?

農協に就職するメリットとは これからの日本は、農業はとても重要になります。TPPの導入により、農業も海外からの輸入規制などが緩和されるようになり日本の食べ物の良さ、安心感など多くの方へ伝える仕事として農協は大きな役割を果たしていることになります。 農協ではどんな業務があるの? 農協は農業協同組合法に基づいて設立された組合で、農業指導、農家の方など肥料や農薬の共同購入、銀行や保険、ローン、スーパーなど幅広く扱っています。農家を営んでいる方々が安心して暮らしていけるような環境を提供していますし、日本の農業を充実させる為にも大きな役割を果たしています。農協は色んなものを扱っています。特に銀行としてJAバンクは有名で、貯金や住宅ローンなど人気があります。預貯金などの金利もなかなか良いですし、自宅近くのJAバンクATMにて取引ができます。全国各地にJAバンクがあるので使いやすいです。住宅ローン、教育ローンなどお金を貸すこともできるので、農家の方などはJAバンクに貯金をしたり、ローンを組むなど自在に活用できるのも強みになります。農家の方々をサポートしますが、それに伴いライフプランに合わせたサポート

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農業が高齢化している理由について

農業が高齢化している理由について

  若者と農業 農業をやっている人が高齢化している最大の理由は、若者が農業をやりたがらないという点です。高齢化社会がますます進む中で農業の後継者がいなくなれば、農業全体が高齢化するのは必然なのです。なぜ、今の若者は農業をやらたがらないのでしょうか?その1番の理由は「収入」です。農業という職業の最大のリスクは、収入が安定しないという点なのです。 不安定な収入 今の若者は一昔前の若者に比べて、堅実に安定した道を選ぶタイプが増えています。そういった意味でも、「不安定な収入」という大きなデメリットがある農業をやりたいと思う若者は激減しているのです。農業の後継者が見つからないという根本的な問題を解決するためには、農業のデメリットやリスクを消し去ってしまうほどの「農業の魅力やメリット」をメディアが積極的に宣伝する必要があります。農業という仕事を違う視点からポジティブに見てみると、意外に魅力やメリットが多い職業でもあるのです。 農業の最大のメリット まず、農業の最大のメリットは、自分のペースで好きなように仕事ができるという点です。「自然に触れながら自分のペースで自分の裁量で仕事

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日本の農業に若者を呼び戻す

日本の農業に若者を呼び戻す

  農業を取り巻く環境 日本においては、元々の全国的な少子高齢化に加えて、世界的な流れとしてのTPPなど、農業を取り巻く環境が悪い方向に向かっていっています。 昔のように、周囲の人たちで持ちつ持たれつの助け合いを期待していたのでは、農業は成り立ちません。 なぜなら周囲の人々もまた、歳をとり体が動かなくなっているからです。 農業は丈夫な体が資本ですから、これでは地域全体が先細りしてしまいます。 いいものをただ作ればいいという時代はもう終わっているのです。 そんな中で、息子や孫が結婚を期に田舎へと戻ってくるケースが多々見受けられます。 彼らは高等教育や会社勤めで情報処理やマーケティングを学び、農業に新たな価値観を見出して明るい未来を見据えて戻ってきます。彼らは都会のスーパーマーケットで、高くても質のいい野菜が沢山売れるのを知っています。そして、インターネットで広く世界に情報発信をすることの大切さを肌で実感しています。「お金が儲かる農業」のノウハウを、農業以外から会得しているのです。 丁寧な農作業は、その過程を消費者に知ってもらってこそ生きるのです。 ホームページを作り、話題を提供し

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農業の高齢化問題と後継者不足の現状について

農業の高齢化問題と後継者不足の現状について

日本の農業人口は少ないのか 日本の農業は今や深刻な高齢化の問題を抱えています。 日本は世界でも5位の農業大国として知られていて、日本の農家が人口に占める割合は1.6%とされています。 日本の農業人口は2009年のデータでは289万人、確かに少ない数字ではありません。 しかしこの農業人口の6割が65歳以上であり、35歳未満の働き盛りはわずか5%という現実が非常に問題となっているのです。 65歳以上というとそれより高齢の人もいるということで、農家の平均年齢はなんと68.5歳、ほぼ70歳に近い世代が一生懸命農業に従事していることになります。 進む農業の高齢化と後継者不足 1970年代から農業の高齢化が叫ばれていましたが、その世代からさらに持ちあがることにより、明らかに高齢というよりは老齢となってしまっています。 この農業の高齢化の原因として挙げられるのは後継者不足です。 高齢と言われる農家の労働の統計として、70歳までの年代の人がいる農家では、全体の7割が農作業を全て「自分が中心となって」切り盛りしていると言われています。 後継者がいないということもあり、手伝ってくれる人がいないことから、

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日本の農業は変革期を迎えている

日本の農業は変革期を迎えている

主食 そもそも日本人が主食を米飯としていた時には、穀物自給率は非常に重要なファクターとなっていましたが、実際の食卓を考えた時に穀物自給率の向上が国民生活の安定につながるのかは疑問となっています。 実生活では、朝はパン食、昼はラーメンやパスタを摂り、夕食は焼肉や鍋物というような日が続くことは無いでしょうか。 米飯を食べる機会と、それ以外を主食として食べる機会は、均等もしくは米飯を食べないことの方が多い人が増えているのです。 もちろんパンや麺にも小麦が使われていますが、その原料の大半はすでに輸入品が主となっています。 価格からすると1/10程度の輸入小麦に対抗することはできず、今後は更に関税の見直しがあると、国内産はわずかなブランド品のみを残して転換せざるを得ない状況となるでしょう。 良い製品を作るだけではなく、輸入品に対抗できる価格で出荷できることが今後の農業を支えていくことになります。 米だけを特別視したり、米からの転作奨励で麦を作る時代は終わろうとしています。 これからは大規模農業による生産コストの削減と高収穫が必須となるでしょうから、現在の零細農業を大規模農業へと変換せざるを得なく

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農業 高齢化に関する事で

農業 高齢化に関する事で

  TPP このところTPP,コメ減反制度廃止、農地の集約化など農業に関係する二ュースを見たり聞いたりする機会が多くなってきました。日本もここまで農業の高齢化、後継者不足が進むとこれ以上は何としても食い止めなければなりません。ようやく国の方でも新規就農をサポートする給付金など様々な取り組みがなされるようになりました。農業従事者の高齢化、後継者がいないなどの理由で全国には滋賀県と同じ面積の耕作放棄地、休耕農地があると言われています。ようやく平成21年に「農の 雇用事業」という国の事業が始まったこともあり、際立って就農者が増えています。参考にですが自分が住んでいる滋賀県でも平成21.3までは20人から40人前後で推移していたのが、国の事業が始まってから106人と一挙に増えています。その内訳は自営農業就農が26人、農業法人などに就職したという就職就農は80人となっています。 「農の雇用事業」 「農の雇用事業」とは農業法人などが就農希望者を雇用する際、技術や経営ノウハウと言った実践的な研修にかかる費用などを助成するというものです。 この事業により、農業法人が就農希望者を受け入れや

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農業の階層的課題

農業の階層的課題

農業を取り巻く環境は、多くの課題を抱えています しかし、農業には様々な多くの課題が存在するが故に、整理して論じられる事が少なく、すぐに議論が混乱する傾向があると思います。 農業と言っても、専業農家、兼業農家、過疎地で高齢者が細々と続ける農業など、様々な状況があり、それぞれ多くの課題を抱えています。 何らかの農業振興の施策を論じる時には、こうした階層毎に施策を考え、適用範囲を考える必要があります。 農業関係者は、こうした事は理解できているとしても、多くの国民がそれを理解し、税金の投入などに正しい理解ができるようにすべきでしょう。 付加価値の向上など農業経営に真剣に向き合う専業農家と、兼業農家に対して同じ施策で良いとは言えないでしょう。兼業農家が中心の地域に、大規模な農地整備事業などに大金を投入し、また減反政策も専業農家と同一と言うのは意味がない施策でしょう。 まず農業経営を真剣に考え、何とか専業を維持している農業を発展させる施策を重厚的に考えるべきです。農家に生まれ、農業一本でやって来た個人農業者で、農業経営などできる人は一握りです。 機能不全気味の農協に変わり、行政が農業の組織化を進め

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農業の過疎化を食い止める役割が期待される農業求人サイト

農業の過疎化を食い止める役割が期待される農業求人サイト

農業求人サイト コストがかかりすぎて利益が少ない、収入が不安定になりやすい、仕事がきつくてつらいなどさまざまな理由で農業に携わる人は減少をし続け農村の過疎化が進んでいます。しかし一方で都会で育ったけれども農業という仕事に憧れ、ぜひ1度体験をしてみたいとかできれば農業に従事したいと考えている若者もいるというのが現実なのです。 過疎化する農村地帯と農業を経験してみたいという人たちをつなぐ有効な手段として最近評判を呼んでいるものに、インターネット上で求人情報を集約する農業求人サイトがあります。たとえば「あぐりナビ」では、あらかじめ用意してあるフォームを使って、働きたい地域や雇用期間、稲作、野菜作り、果樹、酪農など仕事をしたい業種、寮や社宅の有無まで条件を絞って、自分がやってみたいと思う農業の仕事を検索してさがすことができます。都会にいて農業をしてみたいと思っていても、農業をしている知り合いや知人が誰もいないのでどうすればいいかわからないという人には、とても便利で頼もしいサイトであるといえるでしょう。その他にも、「第一次産業ネット」、「農家のお仕事ナビ」という農業専門求人サイトもあるので、就農希

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