田舎暮らしのメリット・デメリット

田舎暮らしをしながら仕事をしたい人は、選択肢が色々とあります。農業を始めたり、インターネットが繋がる場所であれば都会の本社とリモートで仕事をしたりすることも可能です。田舎暮らしはリタイヤした人のためだけでなく、仕事をしている現役世代でも充実した田舎暮らしが実現できる環境が整いつつあります。

DSC03195田舎暮らしの考え方

田舎暮らしのイメージは人それぞれです。特に仕事をしながら田舎暮らしを実現しようとしたときに、例えばその土地に根ざした仕事である農業や酪農、林業、漁業などにたずさわる場合には、地域の人から作業を手伝ってもらうこともありますし、手伝うこともあるでしょう。そのため地元密着の生活スタイルになるのではないでしょうか。一方で、IT企業などがサテライトで田舎にオフィスを構えるという試みも始まっています。日中は都会にあるオフィスとリモートで仕事をして、仕事が終わったら田舎暮らしを満喫するといった暮らし方もあります。そのためひと口に田舎暮らしといっても、様々なライフスタイルを選択できるようになっています。田舎暮らしは限られた人だけのものではなく、様々な世代や出身地も異なる人達が共存する場所です。田舎暮らしをしたいけれど、仕事を探すのが難しいかもしれないと考えている人は、少し視点を変えてみてはいかがでしょうか。実は仕事をしながらの田舎暮らしは実現できる可能性があることに気付くでしょう。

IMG_9068田舎暮らしのメリット

田舎暮らしをすることで得られるメリットはどのようなものなのでしょうか。仕事をする上で、農業や漁業などの第一次産業の仕事をしたいという人にとっては、田舎に住むこと自体がメリットとなるでしょう。都会では土地も限られますし、そのような土地を見つけることが難しいからです。また、リモートでオフィスワークをする人にとってもメリットがあります。連絡手段が限られていますので、より効率的にコミュニケーションをする癖がつきます。無駄なミーティングの時間を省くこともできるでしょう。さらに、周囲は自然に囲まれているので休憩時にもリラックスしやすく、業務にメリハリがつくというメリットも期待できます。仕事以外でもメリットはたくさんあります。まず、空気や水が美味しい、海の近くであれば新鮮な海産物、山であれば山菜や畑でとれた新鮮な野菜が手に入りやすく、食生活が豊かになるでしょう。家賃も安く、レジャーはアウトドア派であれば周囲は自然がいっぱいなので、都会では経験できない体験ができ、お金をかけずに健康的な生活を楽しむことができるでしょう。

田舎暮らしのデメリット

田舎暮らしはメリットばかりではありません。人によってはメリットと感じることも、他の人にとってはデメリットになることもあります。特にリモートでオフィスワークをする場合には、コミュニケーションが細かいニュアンスまで伝わりにくく、仕事の効率が下がる場合もあるでしょう。ちょっとしたことなら、直接話に行けばすぐに解決することが距離的に離れていることで難しく感じるということもあります。仕事上出張などが多い場合には、交通手段が限られていることもあり少々不便だと感じることが多いでしょう。また、都会でなければできないことも色々あります。例えば、ウィンドーショッピングが好きだったり、夜遅くまで飲み歩くのが楽しかったりする人にとっては、田舎暮らしでは近くにそのようなお店が少なく、夜になると周囲は真っ暗で静かになる、という地域も多いのです。近所付き合いもほどほどならよいのですが、人付き合いが苦手な場合には少々距離感のとりかたに苦労することもあるでしょう。気候の面でいえば、雪が多い田舎であれば家の周囲の雪かきは日常です。力仕事が苦手な人はデメリットに感じる可能性があります。