田舎と都会での働き方の違いとは?

田舎と都会では働き方にどんな違いがあるのでしょうか。両方で働く機会があった人はイメージがわきやすいですが、経験がない人は知りたいと思いませんか。様々な角度からみていきましょう。

DSC03876勤務時間帯について

田舎でも都会でも同じ会社に勤務している場合は、実質の勤務時間はそれほど変わらないですが、出勤時と退社時の時間の使い方が違うことがあります。田舎は車通勤であったり、会社の近くに家を見つけたりすることが可能なため、通勤時間がそれほどかかりません。一方で都会の通勤は一部の人を除いてほとんどが電車通勤です。そのため、朝の準備から慌しく、会社に出勤するまでが一苦労です。それは退社時にも同様で、田舎は帰宅するまでの時間が早く、寄り道する店もそれほどありません。都会は退社後に同僚と仕事の延長線上で食事を外でという人も多いので帰宅時間は遅くなる傾向があります。都会は勤務時間と通勤の時間を全て含めると仕事に関わる拘束時間は長時間になるでしょう。また、農業、酪農などの仕事をする人は田舎で仕事をする人がほとんどですが、朝は早いです。早朝から仕事にとりかかり、夏であれば暑くなる前に作業を前倒しで行い、日没前までに作業を終わらせなければいけないので、日暮れ前には仕事が終わります。朝型の人にとっては理想的な勤務時間帯です。どのような仕事をするにしても、田舎で働くほうが仕事以外に含まれる通勤時間などに融通がきくことが多く、自分の時間に余裕があるのではないでしょうか。

IMG_9055周辺環境について

田舎で生活していると、静かな環境と夜にゆっくりできる時間を作りやすいために、自然に早起きになるようです。特に田舎の自然を利用した趣味を持っている人は、出勤前に趣味の畑仕事をしたり、海でサーフィンをしたりということが可能になります。通勤は車という人は趣味のものを車に詰めこんだまま出勤することができますので、このようなライフスタイルを実現しやすいでしょう。都会で仕事をしている人にとっては、このようなことは難しいのではないでしょうか。中にはかなり早起きをして、出勤前にジムやジョギング、犬の散歩などで汗を流す人もいますが、それからシャワー、朝食、出勤準備をして電車に乗らなければいけないために継続するには自己管理ができていないと難しそうです。さらに、仕事を開始してからも、田舎で仕事をするときには周辺がとても静かなので、朝から仕事がはかどる可能性が高いです。ランチタイムの時間の使い方にも違いがあります。田舎はお店が少ないですが、自分で作っていけばかなりゆっくりと過ごすことができますが、都会のオフィス街ではランチタイムはどこに行っても人が多くて混雑している、休憩している感じがしない、ということになりがちです。

周囲の人々について

田舎と都会の働き方は朝起きたときから、退社後まで時間の使い方に違いがあります。毎日のことなので、積み重ねていくと相当な時間になりますので、ライフスタイルに大きな違いを生むことになるでしょう。しかし、どちらの働き方がライフスタイルに合っているかというのは人それぞれの好みなので一概にどちらが良いとはいえません。さらに、田舎と都会の働き方の違いは、周囲の人々との関わり方にも大きな影響を与えます。例えば、農業や酪農などの仕事は、機械が故障したら直してくれる人、飼料を運んでくれる人、など周囲にいる人と密接に協力しないと仕事はできません。一方、田舎で在宅や都会の会社のサテライトオフィスで働く人にとっては、都会の会社にいるときよりもコミュニケーションの取り方に工夫をしないと慣れるまでは苦労することがあります。都会の会社であれば、お客様のところにはすぐに行けますし、一緒に働く人と面と向かって仕事をすることができます。田舎で仕事をしていると、そのような当たり前なことが難しいのです。通信手段が発達したとはいえ、遠方の人と密なコミュニケーションをとるのはコツが必要です。