販路拡大のためのインターネットの活用

OLYMPUS DIGITAL CAMERA販路の改革であるインターネット

現在、インターネットの発達により実際に店舗に行かなくても、よりバリエーションの多い商品が簡単に入手できる時代になりました。体の不自由な方や、仕事が忙しくなかなか買い物に行けない方、子育てに追われる主婦などにとって、インターネットを利用した商品の購入は非常に便利な手段となりました。また、企業もインターネットを販売の場として意識する傾向が強くなり、マーケットとしては大きな成長を遂げている分野でもあります。販売形態もインターネットオークションやウェブショップ、産直販売など多岐にわ渡り、消費者も多彩な選択が出来ることが非常に大きなメリットとなっています。

農家がインターネット販売をするメリット

では、このようなインターネット販売をするメリットとはどのような点にあるのでしょうか?まず、インターネットは回線、もしくは携帯電話キャリアの電波さえあれば日本各地、どこでも接続可能な媒体です。それこそ、昔は山村から都会に行商で野菜を売っていた時代もありましたが、いまはそんなことをしなくても、インターネットを利用して、消費者に直接販売することが可能です。これをうまく活用できれば、農協を介さない消費者との直接売買が可能になりますので、農家自体の利益が上がる事になります。また、インターネットを使って新たな販売先である飲食店チェーンや、畜産業(飼料として)などを探すマッチングサイトを利用することも出来ます。さらに、実際にその生産者から購入した消費者の口コミでの宣伝効果も見込めますし、更なる販路拡大も可能になります。

では、デメリットは?

しかし、インターネットを使って直売が可能になるということは、今まで農協などがやっていた作業を農家が負担する必要があります。農作物の多くは生鮮品ですので品質管理が重要になりますし、実際に納品するというアクションが生まれます。また、支払いなどの管理も自分でする必要が出てきますので、売り上げが大きな農家の場合、このあたりの作業は外注するというのが良い手段かもしれません。