どういったマッチングサイトが求められるのか

phm10_0018-sマッチングサイトとは?

私は趣味でレコードを買うのですが、最近はアメリカのサイトでDiscogsなる大きなレコード販売ポータルサイトがでてきました。莫大な在庫数で、見ているだけでも楽しいのですが、実はコレ、レコードを買いたい人(buyer)とレコードを売りたい人(seller)を結びつけて自由に売買できるサイトなのです。要するに全世界のレコードを売りたい人(もちろんショップも個人も両方です。)と全世界の買いたい人が一同に介している訳ですから、もの凄い在庫数になります。これがマッチングサイトというもので、このシステムは雇用や自社製品の売り込み、販売などさまざまなジャンルに活用することが出来るのです。

現在の農林水産業のマッチングサイト

では、現在日本において、農林水産業でのマッチングサイトはどのようなものがあるのでしょうか?たとえば、生産者と購入者のマッチングサイト、これは最近良く見かけるようになりました。たとえば、漁村で水揚げされたばかりの魚を、都内の料亭経営者がマッチングサイトを通じて購入する。または、居酒屋チェーンなどが食材としての野菜の買い付け先を、マッチングサイトを通じて地方の農家にお願いするなど使われ方はさまざまです。

雇用のマッチングサイトも必要

一方、まだあまり存在してないのが、農林水産業への就業を希望する人と、雇用を希望する事業者とのマッチングサイトです。これは、都会に住み農林水産業への就職を希望している人にとっては重要な職業紹介メディアとなりますし、気軽に農林水産業がどのような仕事であるかを知る機会にもなります。就労支援という形でのマッチングサイトは、これから人不足に悩むであろう農林水産業にとって大変重要な課題になるでしょう。就労マッチングサイトの充実は、人不足解消だけでなく、多くの人に農林水産業をアピールできるとても良い機会であると言えます。