勉強の方法はさまざま!農業を学ぶ方法が知りたい

挿絵2農業を勉強するには実にさまざまな方法が挙げられます。農業大学や農業大学校で本格的に勉学へ励む方法もあれば、農業法人に就職し、働きながら学んでいく方法もあります。どちらもそれぞれの特色やメリットがありますから、その特徴を理解したうえで自分の生活スタイルや目的に合った方法を選ぶのが望ましいでしょう。農業を勉強していくにあたって、具体的にどんなことを学ぶのかについても知っておくことをおすすめします。農業を勉強する手段や方法、内容の詳細についてお伝えしていきましょう。

名前は似てるけど違う!農業大学や農業大学校で学ぶ

挿絵3これから農業を学校で学びたいと考えるのなら、大きく分けて2つの方法があります。1つは農業大学で学ぶ方法、もう1つは農業大学校で学ぶ方法です。名前が似ているので同じものだと思われがちですが、実はこの2つは全く異なります。農業大学は4年制が主な大学で、修了したあかつきには大卒扱いになります。農業大学校は基本的に2年間の講義や実習を行う教育の場ですが、修了したとしても大学卒業という扱いにはなりません。特殊専修学校に分類されるので、目に見える学歴としての経歴を積むことはできないと考えたほうが良いでしょう。
また、農業大学と農業大学校では勉強の目的も全くといって良いほどに異なります。農業大学で学ぶ農学は、生物学や遺伝子学などといった人間生活と関係する食についての学問です。農業大学校はより実践的な農業に関する知識を勉強する場なので、農業を始めたいと考えている人は、農業大学校のほうを選択することをおすすめします。
農業大学は大学に入るための受験が必要となりますし、何より学費の規模も大きな差があります。農業大学校は受験がありませんし、未経験で何の知識がなくても興味さえあれば入学が可能です。農業大学の学費が年間で100万円前後はかかるのに対し、農業大学校の学費は年間で12万円程度になります。このように全く違うものですから、それぞれの特徴を踏まえたうえで自分の目的に合ったほうを選びましょう。

農業法人に就職すれば働きながら学べる

挿絵1本気でやる気があるのなら、実際に経験しながら学んでいくために農業法人に就職するという方法があります。つまり、法人として経営している本格的な農家で下働きをするということです。未経験者を受入れているところも多く、現在は農業専門の求人情報サイトなどもあり情報を集めやすくなっています。
農業法人で学ぶメリットとして挙げられるのはまず何よりも実際に働きながら学べるという点です。プロの農作業を見られるので、座学では簡単にはわからないような発見が多いですし、作業のコツも掴みやすくなります。また、ベテランの経験者ならではの経営スタイルやノウハウも間近で見られますから、将来的に役立てられるような知識も得られます。ただ、いきなり農家で働くとなるとハードな農作業の行程になかなかついて行けなかったり、途中でやる気が削がれて挫折してしまったりといったリスクもあるでしょう。勤務先の農業法人の人との相性が合うかどうかという問題も考えなければなりません。また、自分が育てたいと思っている農作物が育てられるとは限らないという面もあります。これらの問題は前もって農業法人を慎重に選べるかどうかで回避することも可能ですから、農業法人で勉強したい場合はよく考えたうえで働き口を決めるようにしましょう。

農業の勉強するならどれがいい?学びたいことランキング!

グラフ 農業を勉強するといっても農作物の育て方だけではなく、経営学や病害虫対策といった分野も重要となりますよね。実際に勉強を始める際は、どの科目を優先して考えたほうが良いものなのでしょうか。一般的に興味を持つ分野とその理由について調査しました。

【質問】
農業を勉強するなら次のうちどの科目に興味がありますか?
【回答結果】
回答 回答数
農作物の育て方 56
農業経営学 32
病害虫対策 12

調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年06月16日~2017年06月23日
有効回答数:100サンプル

農作物の育て方が最も重要?美味しく作れる方法が知りたい!

最も回答が多かったのは「農作物の育て方」でした。

  1. どのように育てれば美味しく出来上がるのか、コスト削減できるかに興味があるからです。(10代/女性/学生)
  2. まず農作物の育て方を知らないと農業はできない。(50代/女性/専業主婦(主夫))
  3. 農業に関わらなくても趣味としても役立ちそうな内容だから。(30代/女性/個人事業主・フリーランス)

農作物の育て方が基本だと考えている人が多いようです。まずは農業をするうえで優先して学ぶべき項目なのかもしれませんね。美味しい育て方やコスト削減の方法、趣味としての役立て方として知りたいという意見が主となっていました。
次いで多かった意見は「農業経営学」でした。

  1. あまり儲からないとされている農業が、どのようにすればある程度の儲けを出すことができるのか、興味があるから。(10代/女性/学生)
  2. 趣味としてではなく、農業を仕事にするのであれば、経営の理念が必要だから。(60代/女性/専業主婦(主夫))
  3. 農業経営学です。農業を一つの経営として捉え収支決算まできちんとやりたいのです。(70代/男性/無職)

単純に興味があるからという回答もありましたが、経営をするうえで重要だと考えている意見が目立っています。仕事として農作物を育てるなら経営理念について知っているかどうかは非常に重要な項目だといえるかもしれませんね。
アンケートの結果、最も多かった意見は「農作物の育て方」でしたが「農業経営学」に興味を持っている人も少なくありませんでした。農業経営にどちらも欠かせない重要な項目だといえそうです。

勉強することはたくさんある!一般的な勉強科目は?

農業は一生懸命に農作物を育て、販促ルートを確保すれば良いものというイメージが強いかもしれませんが、実は学ばなければならない科目はとても多いです。農業の主な科目として挙げられるのは、基本となる農業概論や農業生産学です。経営をするうえで重要な農業簿記や農業経営学も欠かせません。さらに、農作業を効率的かつ高い質で行うために大切な農業機械学と病害虫対策に関する知識も必要となります。きちんとした法人として経営をするうえではいずれも欠かせない科目ですから、就農を成功させたいのであれば必ず勉強したほうが良いでしょう。
農業の種類によっては他にも専門知識を身につけたほうが良いケースもあります。例えば、稲を育てる農家の場合は畑ではなく田んぼを扱いますから育て方が全く異なります。そうなると必要なのは水田作に関する知識です。畜産農家の場合は酪農や養豚のノウハウについて知る必要があるでしょう。
どのような方法で学びたいかは自らの状況や希望に合わせて選ぶべきですが、これらの科目に関する知識がきちんと得られるような環境で勉強することをおすすめします。農業に関する大切な知識が抜けてしまっていると、経営が上手くいかないばかりか、農作業がスムーズに行えない可能性があるので注意しましょう。

まとめ

農業を学ぶには、学校で学ぶ方法と働きながら知識を身につけていく方法があります。どちらもそれぞれにメリットやデメリットがあるといえますし、自分の希望に合っていると思う方法を選ぶと良いでしょう。どちらを選ぶにしても大切なのは、農作業や農業経営に関する知識をきちんと得られるかどうかです。農業に必要となる基本的な科目についてきちんとおさえておくのはもちろん、農業分野によって必要となる知識もしっかりと身につけていきましょう。

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