農業資材/肥料

農業資材とは、農業生産に必要な道具や資材、農薬や肥料などを指します。経営形態はメーカーと商社に分かれ、メーカーでは、肥料専門、ビニールハウスなどの建材専門、植物用の照明専門など、ある程度専門とする分野が決まっています。商社としては、一部の商品を自社開発する場合や、様々なメーカーから幅広い商品を集めて扱う総合商社などがあり、顧客もプロから一般の個人まで様々です。

仕事の内容

商品開発

メーカーや、自社で生産から手掛けている商社の場合は、企画スタッフとしてその商品開発から携わる場合もあります。農業資材は、農産物の生産効率に影響するだけではありません。食の安全性への関心が高まり、トレーサビリティへの意識が強まっている時代です。肥料や資材にもこだわりや正確な情報管理が求められています。

顧客への提案・ヒアリング

営業スタッフとして顧客である農家さんの元を訪問し、どんな商品を求めているかをヒアリングします。商品に関する表面的な希望だけではなく、日々の生産業務でどんなことに困っているか、課題に寄り添い、それを解決できる新商品の開発へつなげることが求められます。

配達・ドライバー

物流を内製化している場合は、配送スタッフとして車の運転を行うこともあります(営業スタッフと兼任する場合がよく見られます)。また、倉庫内でのフォークリフト操作など、機械操作が得意な方が活躍できる場面も。

事務・受注管理

事務職では、商品の受発注業務をはじめ、会社の窓口として電話やメールの対応をします。経理経験やPCスキルのある方は、農業への知識が無くても即戦力として活躍できます。

こんな人に向いている!

  • 営業やPCスキルを活かしたい方
  • 土壌研究などのスキルがある
  • 体力に自信は無いけど、農業に携わりたい方

農業界の知識は不問であることがほとんどですが、営業や事務など、職種としてのスキルを持っている方は歓迎・優遇傾向にあります。日々農家さんの現状と目指す未来に寄り添いながら商品を売っていく仕事ですので、農業界を支えているという実感ややりがいも得られます。専門的に土壌研究を学んできた方はもちろん、顧客である農家側(例えば酪農など)の現場で働いた経験がある場合も、それらの知識を活かしながら働くことができます。

以上、農業資材/肥料についてご紹介しました。
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