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酪農

酪農とは、乳用となる家畜を飼育し、搾ったミルクを販売・加工製造することを指します。実は「酪」という漢字は、一文字で「牛やヒツジ、ウマのミルクから作った飲み物・製品」といった意味なのです。日本では牛が主となっていますが、約1万年という長い歴史を持つ産業です。

生産物

飲用として販売される生乳を始め、チーズやバター、ヨーグルトといった様々な商品に加工され販売されています。最近では加工販売まで自社で行う6次産業化へチャレンジする酪農家も増加しています。

データで見る

✦地域別 酪農産出額ランキング

 

第1位 北海道 5,026億円

第2位 栃木  416億円

第3位 熊本  317億円

(※ 金額は生乳を含む乳用牛の産出額)

✦酪農家の戸数と飼育頭数の推移

 

個人酪農家が法人化し集約されることで、全体の酪農数は減少傾向にあります。一方、機械による省力化・効率化が進み、1戸あたりの飼育頭数は増加。乳量も減ることなく、緩やかに増加しています。

年間スケジュール

通年

生き物相手の酪農は、年中無休。休日は交代で取るか、酪農ヘルパーを活用し取得します。

春~夏

牧草を自家生産している場合、この時期に収穫作業を行います。また観光牧場では、夏休みや連休に繁忙期を迎える場合も。

一日の仕事の流れ

AM
  • 6:00~8:00  出勤 育成餌やり・哺乳
  • 8:00~9:30  搾乳(1回目)
  • 9:30~10:30  給餌・牛舎の清掃
  • 10:30~15:30 休憩
PM
  • 15:30~16:00 育成餌やり・哺乳
  • 16:00~18:00 搾乳(2回目)
  • 18:00~19:00 退勤

※お産や病気・ケガが発生した際には、時間を問わず対応が必要となります。

仕事の内容

搾乳

酪農家として最も大切な仕事です。一日でも搾乳しないまま放置すると「乳房炎」という病気にかかってしまうため、朝・夕と2回行うことが一般的。1960年代頃までは人の手で行っていましたが、現在はほとんどの工程が機械化されています。

牛舎の清掃

牛舎は、「フリーストール・フリーバーン」「つなぎ」「放牧」の3種類に大別できます。それぞれにメリット・デメリットがありますが、いずれも牛にとって過ごしやすく衛生的な環境を保つため、人の手による丁寧な清掃が重要です。

餌やり・牧草収穫

乳量や乳質に直結する餌にも様々な種類があります。 自社で牧草生産を行う牧場では、トラクターなどの大型機械を扱う作業も。免許を持っている場合は手当が出る牧場や、中には働きながら免許取得をサポートしてくれる牧場もあります。

この仕事の3つの魅力

1. 動物が仕事のパートナーになる

朝夕の搾乳や肉体労働が大変なイメージのある酪農ですが、その分動物たちが応えてくれるやりがいのある仕事でもあります。動物が好きな方にとっては、毎日を動物とともに過ごせる職場です。

2. 移住サポートが手厚い

早朝の作業や急な病気・お産にも対応できるよう、近くに寮を併設している牧場が多くあります。遠方から移住してくる場合にはスムーズに生活をスタートできるよう、家電やネット環境が揃っている場合も。住宅の借り上げ対応をしてくれる場合もあり、家賃10,000~20,000円と大幅に出費を抑えられます。

3. 新しい牧場の責任者や、
後継者候補としての採用も

酪農業界も高齢化が進み、後継者候補を募集する牧場が増えています。酪農は牛舎や搾乳機械などの設備投資が非常に高額であり、一から独立することが難しい業界です。研修や勉強会を開催するなど、人材育成に力を入れる牧場もありますので、将来の目標に合わせて牧場を選ぶとよいでしょう。

こんな人に向いている!

  • 動物の世話が好き!
  • コツコツと努力できる
  • 些細な変化にもよく気が付く

もちろん、動物が好きな方には適任の仕事です。大切なパートナーとして、たっぷりと愛情を注いでください。また、毎日同じ作業になりますが、手を抜かずに積み重ねられる根気も必要です。生き物相手だからこそ、繰り返しの作業の中にも日々違った発見や学びがあります。また、最近では機械を導入することで省力化・効率化が進んでいるため、女性や体力に自信のない方も活躍できる場が増えています。

キャリアステップ

STEP 01
飼育スタッフ

まずは清掃から搾乳・給餌まで、ひとつひとつ覚えていきましょう。規模の大きな牧場では、搾乳や飼料といった部門ごとや、牛舎ごとに担当する場合もあります。

STEP 02
現場リーダー

リーダーには、牛だけでなくスタッフの管理も任されます。休みが取りづらいと言われる酪農業界ですが、最近ではシフト制をうまく活用ししっかりと休暇取得できる牧場が増えています。

STEP 03
責任者、独立

最近では、後継者候補として採用活動をしている酪農家も少なくありません。

または……
酪農ヘルパー

地域の組合に加入する複数の酪農家のもとをまわり、一時的に飼育作業を代行する仕事です。休暇中の酪農家を支える大切な役目を担います。派遣先で様々な経験を積めるため、独立に向けて自分のやりたい酪農の形を模索することもできます。

以上、酪農についてご紹介しました。
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