農業体験するなら農家の援農ボランティアがおすすめ!

挿絵1野菜作りが好き、農村生活に憧れているなどの理由で将来就農を考えている人は、援農ボランティアに参加してみてはいかがでしょうか。市民農園や体験農業、家庭菜園やプランター栽培など、野菜作りに親しむ機会は多種多様です。農業や農作物について知るには良いですが、もう一歩踏み込んで、農家の生活を知りたい、プロの仕事に触れてみたいという人は、援農ボランティアがおすすめです。今回は、援農ボランティアの概要や参加のメリットなどを解説していきます。

農家で作業のお手伝い!援農ボランティアとは?

挿絵2農家の仕事をお手伝いする援農ボランティアは、全国各地の農家で募集をしています。跡継ぎがいない、新規就農者が増えないなどの理由で、農家の数は年々減少の一途を辿っています。一部の農業法人を除いて、ほとんどの農家は人手不足の状態です。閑散期や比較的作業が落ちついている時期は影響がなくても、農作物の栽培時期が重なる4月から10月頃の農繁期には人手不足になりがちです。水稲では育苗や田植え、稲刈りの時期、野菜では初夏から秋にかけての収穫時期は特に忙しいです。援農ボランティアは、農繁期のまとまった期間にお手伝いをするタイプと、収穫期などの週末に行うイベント型タイプに分かれます。前者のタイプは宿泊なしで、食事は農家によって出たり出なかったりいろいろです。受入期間は数カ月に渡ることが多く、作業時間や作業内容などを含め話し合って決めます。後者のイベント型タイプは、週末泊まり込みでボランティアをするケースが多く見られます。初日はオリエンテーションで農作業についての説明をしたあとで農作業を行い、翌日は朝から終日作業をする流れが一般的です。作業はボランティアですが旅行代金がかかるので、週末旅行も兼ねた滞在型農業体験として利用する人もいます。

援農ボランティアしてみたい!どんな作業がいい?

農業に興味のある人を対象に、やってみたい援農ボランティアについて聞いてみました。グラフ1

【質問】
人手が足りない農家のボランティアをするなら何の作業が良いですか?
【回答結果】
回答回答数
収穫125
農作物の選定作業37
土づくり37
その他24
種まき21

調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年08月02日~2017年08月09日
有効回答数:244サンプル

楽しそうな収穫がボランティア一番人気!

圧倒的に多かったのが収穫作業で、農作物の選定作業、土作り、その他、種まきと続きます。

収穫
  1. 楽しくできるのは収穫だと思った。種まきや土づくりは責任の度合いが大きそうで、いきなりは怖い。(40代/女性/専業主婦)

収穫するのが楽しそうだからという意見が圧倒的多数を占めました。

農作物の選定作業
  1. 年齢的に重たいものを持つ作業はきついと思うので、比較的軽作業と思える選定作業なら手伝えそう。(50代/女性/専業主婦)

農作物の選定作業を選んだ人は、体力がない、日焼けをしたくないという意見が多かったです。

土づくり
  1. 農業で一番大事な作業だし、自分の野菜作りの参考にもなりそうだから。(40代/女性/パート・アルバイト)

家庭菜園にも活かしたい、野菜の生育に重要な土作りを学びたいという人が多く見られました。

種まき
  1. 自分でまいた種が少しずつ育つのが楽しみだからです。(30代/男性/無職)

種まきが楽しそう、種まきを勉強したいという声が多く挙がりました。

農業を学ぶのと同時に、楽しく作業をしたいと思う人が多いと言えそうですね。

就農希望者は集まれ!援農ボランティアのメリット

挿絵3援農ボランティアに参加するメリットは、プロの農家から専門技術を学べる点です。農業に関する知識的な勉強は独学でも可能です。畑を作ったりプランター栽培をしたりなど、自分で野菜作りを実践することもできます。しかし、農業のプロだからこそ知っている生きた知識は、農家でしか学ぶことができません。また、農作業の一連の流れや、農家の生活を経験できるのも、援農ボランティアの良い点です。年間を通しての農家の生活は、農作物の栽培過程によって少しずつ変化します。一般的な勤め人の生活サイクルとはかなり異なりますので、一度農家の生活を体験しておくと、将来就農したときの役に立ちます。これらのメリットは、就農を考えている人だけではなく、家庭菜園や市民農園で畑を借りている人にとっても実践的な学習になるでしょう。就農を考えている人にとっては、就農の際にツテができるのも大きなアドバンテージです。農家になるための勉強や研修をして、いざ就農しようと思っても、農地が見つからずに就農を諦める人もいるようです。本格的な就農準備の前にツテを作っておけば、農地を探す際にアドバイスをもらえるでしょう。就農を考えている人は参加してみると良いでしょう。

援農ボランティアの応募方法は?

まとまった期間の援農ボランティアは、各自治体の農政課で募集をしています。まずは農政課で、ボランティアの申し込みをしましょう。ボランティアとして登録したあとで希望条件にあった農家が見つかったら、自治体から連絡が入ります。農作業期間や作業時間、作業内容などの詳細を自治体と話し合って決定させます。なお、滞在型援農ボランティアの場合は、JAが主催している場合と民間の場合があります。今回はJAを例に具体的な応募方法をお話ししましょう。JAの観光協会webサイトで援農ボランティアの募集が掲載してあります。農作物はシーズンによってさまざまで、野菜や果物、畜産などいろいろな種類があります。募集している農家のなかから行きたい地域や体験したい農作物を決めて、さらに旅行代金や旅行保険加入料、その他条件などを確認します。申し込みしたいものの入力フォームに必要事項を入力して応募しましょう。webサイトのほか、電話やFAXでも応募可能です。

まとめ

援農ボランティアは、人手不足に悩む農家と農業を学びたい人をつなぐシステムです。初めての体験で戸惑うこともあるかもしれません。わからないことは農家に聞いて、ひとつずつ仕事を覚えていきましょう。滞在型はほかのボランティアと一緒になることがほとんどですので、農業好き同士、交流を深める良い機会です。農業を本格的にやりたい人も、趣味として楽しみたい人も、ぜひ援農ボランティアに参加してみませんか?
※参考URL
一般社団法人全国農協観光協会、http://www.znk.or.jp/nekonote/event/?id=1501065173-564103&ca=1&ca2=
白岡市、「農業ボランティア・ボランティア受入農家募集」、http://www.city.shiraoka.lg.jp/2502.htm

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