これから農業を始める人必見!知っておきたい補助金制度

私たちの生活を支える農業という仕事。旬の野菜を育てたり、季節のフルーツを栽培したりと、興味のある人にとってはとても魅力のある仕事です。しかし、いざ始めようと考えると大きな壁に直面することが少なくありません。それは広めの土地と莫大なコストがかかるという問題です。この問題のために農業を始めることをためらってしまう人もいるのではないでしょうか。そのような人のために実は、農業を始める人向けの補助金制度があるのです。今回はおさえておきたいそんな補助金の知識についてご紹介します。

農業を始めるにあたって農業を始める際にかかるコストってどのくらい?

それではいざ農業を始める際に、実際どれだけのコストがかかるものなのでしょうか。初めにかかるコストのことを初期投資と言いますが、初期投資はこれから始めようと思っている事業規模によって大きく左右されます。コストがかかるのは大きく分けて3つです。1つが「農地取得」。簡単に言うと土地代のことで、初期投資の大半が土地代と言えます。場所にもよりますが、農業のために新たに取得する場合は大きな金額になります。ビニールハウスなどの施設を設置する場合にはさらにコストがかかります。2つ目が「農機具」で、トラクターや軽トラックなどです。農作物によって必要な機具は異なります。3つ目が「苗や肥料」など農作物の生産に欠かせないものです。また農薬や支柱などのコストも意外とかかります。1年間は運営できるような資金があることが望ましいでしょう。酪農の場合、さらに設備費が大きく膨らみますし、稲作の場合にはある程度の規模が必要なので農地取得がかさみます。農業は天候によって売り上げが左右されやすいため、余裕を持った資金計画が大切になります。

農業を始めるにあたって自己資金が少なくても、補助金でまかなえる?

農業を始めようとする多くの人は、資金計画で出た概算を自己資金で持っていることは少ないでしょう。特に土地代という大きな壁があるため、全て自分で用意できる人はなかなかいません。そこで検討したいのが、新規就農者向けの補助金制度です。現代では新しく農業に従事する新規就農者の減少が叫ばれており、各自治体などが補助金の制度を拡充させているのです。自己資金が少ない場合には、有効活用することをおすすめします。実は補助金と一言で言っても、様々な種類があります。1つは「就農準備」を支援する補助金で、農業に従事するため研修を受けるときの補助などがあります。もう1つは「就農時」に支援する補助金です。就農することが認定されれば給付金が支払われたり、初期投資に対して無利子でお金を借りられたりします。いずれにしても、莫大なお金がかかる農業に対して、参入の壁を低くしてくれるものです。これから始めようとする人にはメリットばかりなので、各自治体やJAなどで確認しましょう。

活用したい「青年等就農支援資金」制度とは?

これから農業を始める人がぜひ活用したい補助金があります。それが「青年等就農支援資金」制度です。これは農林水産省が設置しているもので、新たに農業を始める人に対して、長期かつ無利子でお金を貸し付けてくれるという制度です。融資の限度額は3700万円で、返済期間は12年とされています。無利子であり、担保や保証人も他の金融機関に比べてハードルが低いため、利用しやすいという特徴があります。これの大きなメリットは、長期である点です。農業はたいてい、軌道に乗せるまでに時間がかかると言われています。1年目は初期投資がかさむこともあって赤字の場合が多い上に、技術や方法に慣れるまでは売り上げを上げるのが難しいと考えられているからです。軌道に乗るまで一般的に5年かかるとも言われていて、そうした現状を見つめて設置されたのが青年等就農支援資金というわけです。農業は、確かに初めはとても大変ですが、安定してくれば規模も大きくできますし、返済計画も立てることができます。自己資金が少なく、農業への参入に不安がある人は一度相談してみてはいかがでしょうか。