農業の仕事内容は?農業法人に就職するにはどうしたらいい?就農の注意点も解説

農家の高齢化が進み、後継ぎ不足が問題になっています。しかし最近になって、サラリーマンを辞めて田舎で農業を始める人々が増えてきました。その反面、農業に漠然とした憧れを抱きつつも、「どのような仕事内容なのか」「どうやって始めたらいいのか」といったことまでは知らないという人もたくさん存在します。都会に住んでいると農作業の現場を見る機会は少ないため、イメージが湧かないのは仕方のないことです。そこで、ここでは農業を始める人なら知っておきたい情報を紹介していきます。

農業を始めるにあたって農業はどんなことをするの?

農業は食べ物を作る仕事ですが、具体的にどのような作業をするのでしょうか。田や畑を耕す作業をイメージする人が多いかもしれませんが、それだけではありません。土を耕したら、種や苗を植える作業があります。昔はすべて手作業で行っていましたが、最近では機械化が進んだことにより、手間と時間を短縮して作業ができるようになりました。その後は、収穫をするまで日々手入れをしていかなければなりません。例えば雑草を抜いたり、肥料を与えたりします。作物に元気にすくすくと育ってもらうためには、水やりも欠かせません。もし台風が近づいてくるようなら、作物を守るための処置を施します。そして、時期が来たら収穫をします。収穫した作物は、箱や袋に詰めて出荷します。また農作業以外に、情報を仕入れたり、新しい品種を開発したりすることも重要になります。かつての農家は、作物を作りさえすれば収入を得ることができていました。しかし今は、ライバル農家と差をつけていかなければ生き残っていくことが困難な時代です。消費者のニーズを分析して応えていくことも、農業を続けていくには必要なのです。

農業を始めるにあたって農業法人に就職するにはどうしたらいい?

農業を始めるとき、自ら農家を営みたいと思う人もいれば、まずは農業法人へ就職したいと思う人もいるでしょう。農業法人に就職すると、収入は出来高制ではなく給与として支払われるため、独立するよりも安定性が高いというメリットがあります。農業法人への就職は、かつては縁故採用が大部分を占めていました。しかし、最近では求人を出す農業法人も増えてきています。農業法人の求人は、インターネットやハローワークなどで探すことができます。農業に特化した求人サイトもあるので、そういったところで探すと見つかりやすいでしょう。また、農業法人や農協に直接出向いて探すのもおすすめです。もし希望の農業法人が求人を出していなくても、そこで諦める必要はありません。問い合わせをしたら、面接をしてくれる可能性があります。注意しておきたいのは、必ず現場を見ることです。できれば事前に、数日間だけでもいいので仕事を体験させてもらうことをおすすめします。独立して農業を始める場合に比べるとリスクは少ないですが、自分に向いているかどうかくらいは、あらかじめチェックしておいて損はないでしょう。

農業を始めたいと思う理由とは?

農業を始めたいと思う理由は、人によってさまざまです。よく聞くのは、自然が好きだからとか、田舎暮らしがしたいからといった理由です。都会での生活は何でも揃っていて便利な反面、満員電車や騒音などストレスの原因になる要素も多く、精神的に消耗してしまう人もいます。自然に囲まれた余裕のある生活に憧れる人がいるのも、当然のことなのかもしれません。また、若者たちのあいだでは農業をテーマとしたゲームが人気なので、それがきっかけになっている人も多いでしょう。自営業で農業を始める人の中には、時間や組織に縛られたくないという理由で始める人もいますが、これに当てはまる人は注意が必要です。農作業自体は農家ごとに行いますが、販売力向上のためにいくつかの農家が集まり、組織として活動することがあります。それに加えて農協との付き合いもあるので、想定していたよりも組織に縛られた生活になるかもしれません。また、農業は意外と時間にも縛られやすい仕事です。万が一作物の収穫時期を逃すと収入がなくなってしまいます。旅行にもなかなか行けないので、思っているほど自由な生活ではないということを覚えておきましょう。