どんな農業がやりたいか?自分の目標を決めた上で、法人や個人農家で経験を積む。そして、自分のやりたい農業を確立していく…
所在地 奈良県宇陀市
会社名 農業生産法人 株式会社グリーンワーム21
代表者 柏木 英俊
事業内容 ■野菜の生産、販売(無農薬、化学肥料未使用) ■養鶏(平飼い)
設立年月日 2009年2月
規模 露地3町 ハウス1町
従業員数 6名
主要取引先 卸売業者/小売業者/飲食店 様ほか
連絡先 0745-82-1587
アドレス greenworm21@gmail.com

【なぜ農業をスタートしたのか】

もともと兵庫県神戸市内出身で、両親の祖父母が農業を営んでいた程度で、私自身は農業とは深いかかわりはありませんでした。幼少のころ、祖父母の家に遊びに行ってお手伝いする程度で、大学在学中や卒業後も当初は農業を生業にするということは考えてもみなかったんです。
それが、アルバイトとして住み込んだ農家さんで考え方が大きく変わり、本気で農業をやりたい!と考えるようになりました。最初、親父に相談したときは「農業では食っていけない」と反対されたことを覚えています(笑)

【影響を与えてくれた2軒の農家さん】

初めて仕事して行った農家さんは長野県で大規模慣行農業を営んでいる先。2軒目は群馬県の農家さんで、肥料は有機、栽培時は減農薬でやられているところで、2軒とも農業をビジネスとして営む考え方がしっかり根付いている先でした。農業とは、自分の作りたいモノを作ることで満足するのではなく、作って・食べてもらって・喜んでもらって・お金を頂く、このサイクルが非常に重要だと。
今思えば、当時から有機栽培・無農薬栽培に興味はあったのですが、その興味が確信に変わっていったタイミングだったんだと感じます。

【失敗から得る気付き】

群馬県の農家さんでお世話になっていた2年目のことです。社長が持っている畑を借りて、そちらで自分で作付けをして栽培をして売らせてもらう。売れた分は経費を差し引いて自分の手元に頂ける、要は自立のためのシュミレーションのようなイメージです。
私は社長から「最低限の農薬は使え」ということを言われていたのですが、当時から有機栽培をしたかったので農薬を使わずに栽培をしていたら…。一見、良い感じのレタスだったんです。でも、収穫時に裏を見たら全て虫がついていて。
自分の知識・技術が足りないから招いた結果であって、そこからは有機栽培・無農薬について徹底的に勉強しましたね(笑)

【グリーンワーム21設立へ】

(株)陽光ファーム21に入社したのは今から8~9年前。当時から、陽光ファーム21の生産部門を独立させて生産法人を立ち上げるという話があり、この地にやってきました。
それまでにも、農業経験はしっかり積んでいたので、簡単に事は進むかと思っていましたが、そう甘くはなく、ここでも沢山の苦労がありましたね。

【生産者としてのこだわり】

既に何度も話に出てますが、一番は有機栽培・無農薬による栽培を行っていることですかね。農園のある場所が非常に恵まれた土地で、水・空気・土の3本柱すべてがそろった環境なのも大きなアドバンテージだと思っています。
現在200種類ほどの有機野菜を栽培・出荷してますが、今後は800種類まで増やしたいと考えています。「多量多品目の有機栽培による野菜」って面白そうじゃないですか? 実現するためには、同じベクトルを持った人に来てもらわないといけないし、業務の効率化も進めないといけないと感じています。

今後とも、美味しい野菜・珍しい野菜をお客様に適正価格で食べてもらえるようにしていきたいです!

あぐりナビ担当者から一言

山の上の「隠れ家」のようなところです。景色も空気も良い中で、若手中心のスタッフさんたちが明るい雰囲気の中で仕事している、そんな印象を持ちました。 代表の柏木様はとっても話しやすい方。訪問時、こだわりのスペシャリティコーヒーを豆から挽いて頂いて、就農をされたきっかけや(株)グリーンワーム21を立ち上げるまでの経緯、今後の事業展開など、色々と伺いました。就農希望者は求人ページで詳細が確認できます。
有機野菜や多量多品目に挑戦したい方は絶対お話を聞いてみた方が良い法人さんですね!


写真紹介

「飛鳥あかね」奈良の伝統野菜。マメ知識として、正式名称は「片平あかね」。野菜の種類としては「蕪」になります。

左から「小松菜」「大和真菜」「ラディッシュ」「赤からし菜」「ルッコラ」「からし菜」で奥が「水菜」です~。

ジャガイモが芽を出してきた。今年ももう少ししたらこの時期になりますね。

「リーフレタス」色々です。毎年秋にかけて気温が下がるとレタス本番に!

上から「オークリーフレタスとレタス赤」「ミニコスレタス・リトルジェムレタス」真ん中「サラダ水菜」「小松菜」「春菊」「赤サラダほうれん草」「リーフレタス・フリルレタス」…。

カンボジアから政府関係の方が農園を見に来られたことも。結果が出るまで時間のかかる有機農業を現場まで見に来られる姿勢は素晴らしいと思います。目先の利益よりも長い目で見たいですね!